仕事で悩まないために

【出世できる人の特徴】会社に上司に意見できる人がいないわけ

1. 会社や社会で生きていくということ

かなり昔に読んだ城野宏さんの「転機の行動学」について読書メモを見つけたので、今日はこのメモを元に記事を書いていきます。

会社や社会で生きていく上で、この上なくシンプルな示唆があるので読者の参考になればと思います。

2. 人間ができることはたった3つのこと

それは口を動かすこと、手を動かすこと、足を動かすこと。

確かに当たり前ですが、それしか出来ないのです。

言い換えれば、しゃべること、物を書いたり作ったりすること、歩いていくことの3つです。これら3つの組み合わせしか出来ないのです。

3. あなたの進言はつぶされる

著者は「変革の原理」と言っていますが、結局のことろ、「新しいものは小さくて弱く、古いものは強くて大きい」ので、上司への進言は受け入れられなかったり、途中でつぶされやすいと言っています。

つまり、どんなに良い進言でも言う人間が小さく弱ければまともに受け入れてくれないのが当然なので、そのことだけで腐ってしまってはいけないのです。

自分が強く大きくなるよう成長するか、自分の意見が通りやすい小さい組織に移るかを考えた方が理にかなっています。

4.私たちが必要な基礎的な心の習慣

1)主体的に行動する姿勢を作ること

これってけっこう苦手な人が多いですが、実はやってみるとハマります。自分が言い出しっぺだと引くに引けなくなると思いがちですが、実は引き際も自分で決められることが多いのです。

ただ注意が必要なのは自分が全くやりたくないことまでやる必要はないことです。自分がやってみたい、でも少し怖いなと言うところを少しずつ試してやってみると良いと思います。

2)進歩発展を目指す姿勢を作ること

日頃から何かにチャレンジしていることが大事です。勉強、副業、趣味なんでも良いので少し大きめのこと、やりたいと思ったことにダメもとでチャレンジし続ける姿勢が大切です。

歳も歳だしと思わず、今日が一番若い日だという気持ちで気楽に始めて、合わなければ別のことにチャレンジしてみれば良いのです。

4)他人の利益も図る姿勢を作ること

俺が俺がで行動すると、誰かがそんな行動を見ているものです。自分の利益もしっかり必要で、損ばかりしてはいけないですが、他の人の利益も考えてあげられる利他の心も重要です。

5.思考方法の整備

物の考え方の基本が出来てないと自分という軸がしっかり出来ません。

英語学習で言えば、文法が身についていなければ、英語らしきものは喋れても意思疎通が出来ないですし、会話が成立しないです。

1)中心、骨組みで考える習慣を作る。

これは目標、目的、方針を明確にする習慣を含みます。これが定まっていないと羅針盤のない帆船が外海を航海するようなもので遭難してしまい目的地に着けない、運よく着いてもボロボロの無一文になっているわけです。

2)物事の両面を考える習慣を作る。

ひとつの試練や失敗があると悲観的になりがちですが、マイナスの部分だけでなくなんらかの教訓や知識を得るというプラスの側面もあります。

つまり何かにつまずくことはその時は失敗かもしれませんが、逆に何か教訓を得られたり、別の道が開けたりということがあるので、物事は片面だけでなく反対側からも両面で考えるということが大事になります。

3)立場、観点を整理し、多角的に考える習慣を作る。

これは物事の両面を考えることのひとつですが、例えば誰かがある行動をとってその行動が良くないと感じた時に、自分はなぜそれを良くないと感じたのか?例えばその人が自分だったら、自分はどういう行動を取るだろうか?と考える習慣をつけることが視野を広く持てる一歩になります。

4)確定的要素から出発して考える習慣を作る。

事実や確定的でないことを元に考えていくと、土台が間違っているので、その土台が実は違いましたとわかったときに根底から考えがずれてしまうことになります。自分が物事を考えるときに、その考えの元になるものは事実なのか推測なのか?確定的要素なのか不確定要素なのかを考える必要があります。

不確定要素には、噂、個人の感情、エビデンスの無い情報などが該当するでしょう。特に大事なことを決めるときは確定的要素から出発して考えなければいけません。

5)行動の繋がりで具体的に考える習慣を作る。

考え方として、まずは確定的要素から出発するのが前の話しでしたが、さらに考えを深めていくときに、実際どういう行動をしなければならないのかを考えなければならず、次にそれらをどう繋げていくのか、きちんと具体的に考える必要があります。

待つだけで行動しなければ何も起こらない可能性は大きいです。

6.実際知識の拡大

1)知識はすぐに使ってみる習慣を作る。

本を読んだり、人から得た有用な情報も活用しなければ何も起こりません。また、いつかやろうと思っても忘れてしまうのが関の山です。これはという知識を得たら直ぐに使わなければ聞かなかったことと同じと言えます。

2)出来るだけ多くの物事に首を突っ込む習慣を作る。

面白そう、やりたいと思ったことはできるだけ多く関わってみると言うのがこれの意味することです。引っ込み思案は実際のところ損するだけなのです。主体的に多くのことに取り組んでいれば、やりたくもない仕事を押し付けられることもないということでしょう。

3)出来るだけ多くの人に接触する習慣を作る。

これも本当に自分が接していたいと思う人には積極的に接触してみると良いでしょう。知り合いになって実はイヤな人だったりすれば離れていけば良いのです。みんなと仲良くしないといけないというのは後から刷り込まれた倫理感ですので、合わない相手と距離を置くことをためらわなくても良いのです。

7. 受け身でなく、主体的に人動くことが大切

以上のことから、口、手、足を使って実際に動くことが重要ということがポイントになります。つまり、実際に人と会話すること、意思を伝えること。手を使って実際に文章を書いたり、発信をすること。そして足を使って実際に行きたいところに行ってみたり、人に会いに行ってみたりすること。

また、この中に見たり、聞いたりということが無いのがミソです。

つまり受け身でなく主体的に自分で動くことが重要なのです。

今日はここまで、じゃあ、また明日!