1. バルミューダフォン炎上
今でこそ下火になりましたが、発売当初にバルミューダフォンはかなり叩かれました。
いわく「誰がこの値段でこの性能のスマホを買うんだ?」「ありえない!」と。
YouTubeなどで格好の標的になっていました。
そこで本ブログではあの騒ぎが沈静化した今、あらためて冷静になってこの話題で攻めていきます。
2. バルミューダフォンの性能は低い?
実際のところ日本でハイエンド機を作れるスマホメーカーはかなり限られています。
実際のところ、ソニーとシャープくらいですが、それぞれ自社ブランド「Xperia」などがありますので、バルミューダのために受託生産を請け負う可能性はかなり低いです。
またメーカーが受託生産を受けるためには、注文ロットは少なくとも数万~数十万台レベルですから、作ってみたけど売れなかった時ではその損失額は莫大で会社が倒産するレベルの致命傷を負うことになります。
さらに、ハイエンドスマホに使われる部品(カメラ部品、イメージセンサー、基板などなど)は既存部品のように一般に売られている部品ではなく、特注で開発製作した性能も良く、価格の高いカスタム部品がほとんどですから、こちらも注文ロットが足かせになってきます。
しかたなく既存品の手ごろな部品を使うとなると、出来上がるスマホはカメラをはじめイマイチな低い性能で、また妙に大きかったり、スイッチ類が使い勝手の良くない位置に付いたりとなります。まさに今回のバルミューダフォンです。
3. バルミューダフォン後継機
以上の理由から、次のバルミューダフォン2は、やはりハイエンドスマホにはできない可能性が高いでしょう。またもや性能はミドルクラスで価格はやはりハイエンドクラス。
4. バルミューダフォン2はデザインで勝負
しかし、実際のところハイエンドの性能を使い切ることは稀です。
ミドルクラスの性能でも徹底的に余計な機能を削ぎ落とし、センスが良くてエッジの効いたデザイン、良い使い勝手に優れたスマホで勝負すれば十分に勝ち目はあります。
5. 海外メーカーと組む手もあり
今回のバルミューダフォン1(便宜上、1としておきます)は京セラと組みましたが、バルミューダフォン2は台湾などの新興国のメーカに製造受託できればおもしろそうです。
少しでもハイエンド寄りにするには組む製造メーカーが重要です。少なくともハイドエンドスマホを生産したことのあるメーカーと組む必要があります。
6. バルミューダフォン2に期待する
結局、性能で勝負できないのが実情です。
ハイエンドスマホを思い通りのカタチ、性能、お値段で作るには優秀な下請けメーカー群(つまりサプライチェーン)が必要です。
なのでハイエンドを狙いのではなくミドルクラスの性能でも購買意欲をくすぐるための「付加価値」が重要です。
バルミューダのような比較的小規模な会社が少ない開発費で戦うには、バルミューダフォンにしかない面白く、役に立つ機能・アプリがあり、性能以外に見た目の高級を演出する等、遊び心が欲しいところです。
例えば、
- 高級革でハンドメイド仕上げにする
- スマホの裏側に限定モデルの高級アナログ時計を合体
- 魅力的でユニークなスマホケースの設定
これらならスマホの開発費を上げることなく、製品価格は上げることができます。
日本の中堅メーカーであるバルミューダがスマホ開発に果敢にチャレンジしてプロダクトとして曲がりなりにも世に出したことは日本の製造業にとってすばらしいことです。
ですから私はバルミューダがどんな次の手を打ってくるのか?バルミューダフォン2の登場が今から非常に楽しみです。
残念ながらバルミューダフォン2に関する正式なコメントは今のところないです。
情報があり次第お伝えできるのを楽しみにしています。
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