仕事で悩まないために

【パレートの法則とは】「80対20の法則 本」要約 わかりやすく解説 (全3回パート3)

1. 今回が3回目、最終回になります

今日も記事を読んでいただきありがとうございます。

今回は名著と言われているリチャード・コッチ著の「80対20の法則」まとめ記事の最終回になります。

今日の記事も私がメモで抜き出したところをシンプルに箇条書きでまとめています。

前回の2回は下にリンクを貼ってきますので、第1回目から順番に読んでも、この記事を先に読んでからでも大丈夫です。

第1回の記事はこちら(【読書録】人生を変える80対20の法則(1)<リチャード・コッチ著>)

第2回の記事はこちら(【読書録】人生を変える80対20の法則(2)<チャード・コッチ著>)

下に本のAmazonのリンクを貼っておきます。

【AMAZON】人生を変える80対20の法則

2. パレートの法則:80対20の法則の実戦集

核になる顧客を放さない4つのステップ

ステップ1:核となる顧客を絞る(その共通点は何かも探る)

ステップ2:核となる客には特別なサービスをする

ステップ3:核となる20%の顧客に合わせた製品、サービスを考える

ステップ4:核となる顧客からは絶対目を離してはいけない

意思決定の原則

極めて重要な決定はそれほど多くない(1:20くらい)

そして、重要な決定でないものに分析などの時間をいたずらにかけてはいけない

 

プロジェクトを管理するのやり方

プロジェクトを管理する者の仕事は、チームのメンバー全員に肝心なことだけに力を集中させることである。

1.目的を単純化する:複雑化のために生まれた仕事をしないように目的を絞る

2.不可能な期限を設定する:そうすれば必要な仕事だけやるようになる

3.走り出す前に考える:計画段階で重要な問題を一つ残らず書き出し、どうすればうまくいくか考える

3-1.情報収集:解決策が正しいかどうかを確かめるために、どのような情報を集め、処理する必要があるかを考える

3-2. だれがいつ何をやるのかを決める

3-3. 新しい情報や問題が出てきたら、計画を見直す

3-4. 同じタイプの人を採用する(学歴や経歴よりも人間性や仕事に取り組む姿勢の方が重要)

 

80対20という現実を真剣に考える

楽をしながらもっと儲け、楽しむには特別なことをする必要はない、ただ80対20という現実を真剣に考えること。

①行動を起こすときは、目標を徹底的にふるいにかけ、一番大切なものに的を絞り、必要最小限のエネルギーと資源で最大限の結果を出すために全力をあげる

②人生につきものの無駄なこと、最適でないものを見つけ出せ、まずは身の回りから、それを改めていくことから進歩が始まる

③人生は楽しむべきものである、成し遂げることの大半は、興味と楽しさと幸福の希求の副産物であると考える

幸福につながる簡単なことをやろう

 

はまりやすい罠

■それほど好きでない人のためにたくさんの時間を使う

■生活のためだといいながら、面白くない仕事をしている

■原因を探し出そうとしてはいけない、特に失敗の原因は追求しても無駄

■昇給だとか昇進だとか幸福には直接むすびつかないことを考える

■安易な解答、わかりきった現実、頼りになりそうな多数、現在の流れ、 通念、常識、そういったものに頼る

■時間がないというのは嘘である、時間は十分すぎるほどある、すべてを犠牲にしてあくせく働かないと何事も達成できないと思い込んでいるだけである

心の底から生きがいを感じる環境を思い浮かべ、どうすればその環境を生み出せるか考えた方が良い。

 

80対20の法則式交渉術

1)交渉に入る前に囮として使う要求事項を考えられる限りリストアップする

2)実際にはとるにたらない事項だが、それが交渉の重要なポイントと思わす。それは理不尽で飲めない条件にしておく

3)交渉の最終段階で、囮の要求事項を譲歩し、本当に重要な要求で譲歩を引き出す

(あわてる乞食はもらいが少ない)
交渉の前半8割は虚虚実実の駆け引きで最後の2割で勝負に入る

 

うまくいっている人、事から素直にフィードバックをもらう

1)実績を上げている人に注目し、やり方をフィードバックする。

2)実績を上げている人に研修してもらう

3)すでに収益を上げている20%の製品の販売に力を注ぐ

重要なのは一部の顧客、製品であり、大半の客、製品ではない

 

3. パレートの法則を元に私たちが集中すべきこと

 

1. 大事なのはひらめきと選択である
がらくたの山をかき分け、きらりと光るものを探し出すイメージをいつも大切にする。

2. 80%から20%の活動に資源(時間、金、人)を移していく
貴重な20%を見つけたら、自分のものとし、専門家、伝道者、パートナー、生みの親になろう。
前に勝ったことのあるレースに参加した方が勝つ確率は高くなる、
そして弱い競争相手を選び、楽な競争に参加した方が勝率は高くなる

3. 敗北の大半は他人から強制されたレースで起こり、勝利は自分から参加したレースで起こる

4. 重要な選択事項のひとつに盟友や味方の選択がある、自分一人でできることは限られてしまう
・正しい相手、正しい味方、正しい方法を選べば、誰でも勝者になれる

5. 自分の目的を考え、戦力を一点に集中する
・重要な転機に気づき、正しい決定を下せばわれわれの生活は驚くほど楽になる
・鍵は努力ではなく、やるべきことを見つけられるかである

6. もっと努力しようと思うより、好きなことに力を集中した方が勝つ確率は大きくなる

・他人から強制されたレースではなく、自分で参加したレースに集中する

・努力ではなく、好きなことやりたいことに集中する

 

4. 自分でレースに参加する

ひさしぶりにメモを読み返してながらこの記事を読んでいます。

大リーグで大活躍した大谷選手のドキュメンタリーを見ていて、自分でレースに参加するということが大事だと改めて気づかされました。

それじゃ、また明日!