1.自動運転銘柄の有力候補
日経新聞(※)の「アナリストが目標株価を引き上げた」と言う記事で紹介されていた銘柄に注目した記事です。実はこのリストでは外れていましたが半導体関連銘柄として以前から注目していた東京エレクトロンを紹介します。
東京エレクトロンは自動車業界のEV大変革に向け大注目の電気自動車、自動運転関連銘柄の一角になります。
(※)2021年1月20日付
<その他の注目銘柄>
1 | 【東証6976】太陽誘電 |
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2 | 【東証6762】TDK |
3 | 【東証6920】レーザーテック |
4 | 【東証6963】ローム |
5 | 【東証6723】ルネサス |
6 | 【東証6758】ソニー |
7 | 【東証6594】日本電産 |
8 | 【東証6981】村田製作所 |
2.東京エレクトロン 会社概要
番外編 | 【東証8035】東京エレクトロン |
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2−1.理念
最先端の技術と確かなサービスで、夢のある社会の発展に貢献します
2−2.創業
1963年
2−3.所在地
1)本社:東京都港区赤坂
2)開発拠点:東京都府中市
3)生産拠点:山梨、札幌
4)海外研究開発:米国、欧州、台湾、韓国
2−4)事業内容
1)半導体製造装置:94%
2)フラットパネルディスプレイ製造装置:6%
2−5.売上高から見た世界企業との比較
1位:Applied Materials:13.46(×10億ドル)
2位:ASML:12.76(×10億ドル)
3位:東京エレクトロン:9.55(×10億ドル)
4位:LAM Research:9.44(×10億ドル)
4位とは僅差ですが世界的に見てかなり上位!
しかも世界一位と比較しても2倍、3倍もあるような大きな開きではない!
2−6.ホームページ
https://www.tel.co.jp
3.東京エレクトロンの注目ポイント
会社のホームページを見ると2021年度の売上1.3兆円を2024年3月期までに2兆円と2倍近くにすることを目標にしています。
またROE目標も上限を撤廃して「30%以上」とし、これも2024年3月期までに達成することを目標にしていてかなり意欲的な目標設定です。
社長インタビューでビッグイヤーズと表現し半導体の需要は今後も続くと考えているそうです。5Gやクルマの電子化を考えればうなずける予想です。
また現在政府主導で推進しているデジタルトランスフォーメーション(DX)や今後さらに需要が増してくることが確実なAI(人工知能)への積極的な取り組み、更にはコロナによるニューノーマルに対応する仮想現実(AR)技術を使った顧客へのリモート支援と言った取り組みも行われており先進的な企業です。
4.東京エレクトロンの配当利回り
1.81%(2021年3月期 予想)
5.東京エレクトロンの不祥事調査結果
粉飾決算、不祥事で検索し、投資にネガなポイントがないか調査しました。ネットでキーワード検索してシロであれば問題なし、クロであれば問題なしとなります。
東京エレクトロンの検索結果は、問題なしでした。
6.東京エレクトロンの将来性
負の遺産になりそうなオワコン事業などをかかえていないか私なりに考えて判断しました。(石油関連などがそれに当たると言われています。)
こちらも問題なしと判断しました。
7.私のスタンス
成長が著しい反面、競争も激しい半導体ですが、利益を研究開発費や設備投資に回す必要があるため、東京エレクトロンも配当利回りが低めになっています。
つまり買った時より高くならないと旨味はゼロなので、株価が下がると全く美味しくない銘柄です。したがって買い付け価格が重要になります。
配当が低いこと、常に注目され高い株価になっていることから、会社の業績とは関係ないところで大きく下がった局面で買うというスタンスです。
8.東京エレクトロン IRデータ
ホームページ:
https://www.tel.co.jp
株価:
https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=8035.T
3.予想される目標株価:51,306円
https://kabushiki.jp/news/436557
2021年2月5日終値:40,520円
2021年3月19日終値:42,130円
2022年3月25日終値:64,680円
(1年かけて目標株価を大きく越えてます!)
なおその後、半導体銘柄が大きく下げる局面があり2022年7月は4万1千円台まで大きく下げました。
参考取得単価(100株単位):460万円※
※2022年8月18日時点
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